アメリカカンザイシロアリ
羽アリの特徴 |
兵蟻(兵隊アリ) |
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羽アリの群飛時期 6〜10月(条件が良ければ1年中)
群飛時間 昼間に飛び出す(走光性はない)
1976年に東京都江戸川区で発見されて以来、現在まで日本の半数以上の都道府県で見つかっています。日本にはもともといない外来種でアメリカからの木材や家具の輸入によって運び込まれたものと思われます。今後もさらに生息圏を広め、被害が拡大する恐れがありますので、十分注意する必要があります。
アメリカカンザイシロアリは名前の通りカンザイ(乾材)・乾燥した木材を食い荒らします。特別に加工した巣や蟻道をつくることなく、乾燥した木材中に行動を穿って小集団で生活しています。生活には水を必要とせず。建物の天井裏から床下の木材、ピアノ・ステレオ・たんす・鏡台・机などの家具類を食害します。被害材の食害孔から砂粒状の糞を排出するのが特徴です。
アメリカカンザイシロアリはイエシロアリ・ヤマトシロアリと違い加害した場所を巣にするため一つの柱に小さな穴がいくつもあることがあります。そのため専門業者でも難しくガス
燻蒸する以外に完全に駆除することが困難です。