光触媒とは
光触媒は、太陽や蛍光灯などの光を吸収して、その表面に強力な酸化力と親水性を生み出す材料です。
建物の外壁に光触媒を塗布すると、セルフクリーニング効果で壁が綺麗に保たれます。
室内の壁紙やカーテンに光触媒を塗布すると、その表面でニオイ分子を分解して消臭し、さらに、菌やウイルスの活動を抑制します。
光触媒は繰り返し効果を発揮するので、そこに光があって、空気と水があれば、人々が気づかない間にコツコツと働き、きれいな環境を保ちます。
光触媒が優れているのは、これらの効果のために特別な薬品や電気の力を必要としないところ。
廃棄物が出ないので環境や生態系にもやさしく、自然な形で人々の暮らしに寄り添うことのできる材料と言えます。
安心・安全が大切なこれからの社会において、光触媒は大きな役割を担います。
この光触媒の可能性をより広げられるよう、信越化学は新しいコーティング液を完成させました。
光触媒による抗ウイルス効果について
現在、新型コロナウイルスが蔓延するなか、他の細菌やウイルスへの対策も衛⽣⾯から重要視されています。
光触媒の抗ウイルス作⽤は、薬品のように化学作⽤による抑制ではなく、物理的な破壊※に近いものであるため、⼀般的に、ウイルスの突然変異による効果の低下もなく、また様々なウイルス種に対して有効と考えられています。
※光触媒の酸化分解による。
→光触媒の適用例と工事例